ゲーム

30年近くたったいま、初代『ドラクエ』をプレイしてみると?

 iPad miniで初代『ドラゴンクエスト』をプレイちう。

 一度は投げ出したのですが、やっぱりもったいないので再開してみました。

 操作性に難はあるのだけれど、頑張れば遊べないこともない感じ。

 何よりやっぱりたまに『ドラクエ』とか『マリオ』をプレイしたくなるのですよねー。ぼくはここらへんのゲームで育ったわけで。

 ぼくより下の世代だと、それが『ポケモン』なのかもしれないし、もっとさらに下だと『妖怪ウォッチ』になってくるのかもしれませんが、「心のゲーム」はやはり幼少期の体験で刻み込まれるものだと思います。

 大人になってみると、そもそもそこまでゲームやりたくなりませんからねえ。

 さて、『ドラクエ』の話。

 このゲームが発売されてから30年くらい経っているのかな?

 いまとなっては大昔の作品ですが、このiOS版はさすがにファミコンからの直移植ということはなく、どうやらスーパーファミコンくらいのグラフィックでの移植です。

 まあ、いまの目で見るとさすがに古いですね。

 古いとかいう次元じゃないかもしれない。太古の遺物とか、そういうレベルかも。

 とはいえ、いま遊んでも意外と楽しめるしろものであることはたしかで、じっさい、ぼくは相当集中してプレイしてしまいました。

 いまなぜこの記事を書いているのかといえば、ある洞窟で死亡してしまったからなんですけれど。

 うう、もっと「やくそう」を持っていくのだった。1400ゴールドがパアだ。「はがねのよろい」を買えるはずだったのに……。

 大抵は死んでも直前からリスタートできる最新の海外ゲーを遊んだあとだと、この「お金が半分になってやり直し」というシステムは意外にきびしいですね。

 もっとも、それだからこそ緊張感があることもたしかで、そのため案外と真剣に楽しめます。

 まだ「リレミト」を憶えていないので、帰還するタイミングを間違えるとあっさり死んでしまうんですよねえ。

 こういう体験をすると、『ドラクエ』が『ウィザードリィ』の血脈を継ぐゲームであることを実感します。

 さすがに『ウィズ』のあの戦慄的なきびしさはないわけなのだけれど、それでも「死」の恐怖は意外にシリアスなものとして存在している。

 特にたいまつをつけ、あるいは「レミーラ」の呪文を使ってもごく狭い視界しか確保できないダンジョンはかなり怖いです。

 これ、ご存知の通りかと思いますが『2』以降はなくなったシステムなので、『1』の最大の特色といっていいでしょう。

 この狭い視界でどうやって「りゅうおうのしろ」をクリアすればいいのかと途方に暮れる思いがします。

 いやまあ、なんとかなるのだろうけれど。

 『2』に比べればそれほど難易度が高くはないはずなのだけれど、それでも案外死ぬなあ、というのが正直な感想。

 ぼくがなめてかかって乱暴なプレイをしているせいかもしれませんけれど、ほんとうに思ったより緊迫感があるゲームですね。

 そうか、初代『ドラクエ』ってこんな感じだったのか。

 いまの目で見るとなんの飾り気もないゲームですが、色々なシステムが複雑に錯綜した『ウィッチャー3』をプレイしてからだと、このシンプルさがかえって新鮮。

 もちろんさすがに最新のゲームと比較できるようなものではありませんが、iPhoneとかでちょっと遊ぶ分にはいいんじゃないかなあ。

 ぼくはiPad miniでやっているけれど、たぶんiPhoneでやるほうが楽かもしれない。

 いや、なんにしろ、予想外に普通に楽しめています、『ドラクエ』。

 いくらかアレンジがほどこされているとはいえ、何十年も昔のゲームがここまでふつーに楽しめるのはなかなか驚異的かも。

 『ドラクエ』はやっぱり偉大だったのかもしれないな、と思わせられますね。

 圧倒的なリアリズムに徹した海外の最先端ゲームが日本ではそれほどウケていないのはご存知の通りで、その原因は日本人に『ドラクエ』の記憶があるせいかもしれません。

 RPGにリアリズムを求める人が少ないと思うんですよね。

 この先、ゲームがどこまで進歩するかはわかりませんが、少なくとも海外ゲームの進歩の方向性はあまり日本人にとっては好ましくないものであるように思えます。

 気宇壮大なオープンワールドは素晴らしいのだけれど、そういうものをプレイしたい人ばかりでもないわけで、このまま行くと日本はガラパゴスのままソーシャルゲーばかりヒットする状態が続くのでしょうね。

 危惧するべき事態なのかもしれませんが、ぼくは一概に「海外の路線を追え!」ということができません。

 なんといっても、ぼく自身、いまさら初代『ドラクエ』をプレイして喜んでいるような男なのですからね。

 進歩を続ける世界のエンターテインメントに、日本はどうやって対抗していくか?

 途方もなくむずかしい問題です。ぼくが考えて答えが出るはずもないので、きょうのところはここで終わりとします。

 でわ。

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